左利きの住まい方

先日立ち寄ったお店で、「すごい左利き」という本に出会いました。

右利きの人には目にも止まらない本かもしれません、ですが、私は左利きなので自己肯定感が上がりそうな

この本に一目惚れをし、即購入しました。

簡単に本の説明をしますと、

左利きの人は自分を含め普段の生活から違和感や使いにくさに対して疑問や解決策を自然と出しています。

左利きの人が共感する内容としては、右利きの人にご飯を食べるとき肘をぶつけないようにするため、

左端の席に一番初めに座るように意識することやハサミを使うとき力のかけ方を工夫して使うこと等、

生活の不便さを何となく意識しながら生活を送っています。

そんな右利きの方とは違う脳の使い方をしている左利きの人はどのようにしたらもっと脳を効率良く使うことができるか、

そんな内容の本となっております。

 

住宅においても、人口の大多数を占める右利きの人が住みやすいように古来から設計されています。

代表的なものを挙げるなら、サッシの引き違い窓や障子の引き違い戸がとてもいい例です。

上記に挙げるものほぼ全て、右側の戸が手前に、左側の戸が奥に来るようになっています。

これは右利きの人が多いことや、昔の日本では左利きだと幼少の内に右利きへと矯正される

という背景が起源ではないかと言われています。

右手を使うことに意識してみるとわかりやすく、

戸の右側を右手で開けようとすると自分の体が邪魔になります。

戸の左側を右手で開けようとするとスムーズに開けることができます。

右利きの人にとっては左側の戸から出入りする方が開けやすいので自然と左側の戸から出入りするようになります。

 

では、左側が手前、右側が奥ではどうでしょうか、

右側の戸を開けようとすると体が邪魔になるので左側が奥の引き違い戸と同様に左側の戸を開けようとします。

スムーズに開けることができましたが外からだと取っ手が扉に隠れて閉めることができなくなります。

左側が奥であるとスムーズに閉めることができます。

このように無意識で生活している中にも右利きの人が利用しやすいような工夫がされています。

 

そんな普通の生活からも違和感や生活のしにくさを左利きなりの視点から抽出し、

発信や左利きの住まい方としてご提案できればと思います。

 


 

株式会社グランアーキテクト一級建築士事務所
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佐野

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